ロックDJ小室哲哉から考える

去る2月18日に行われた「YATSUI FESTIVAL 2012」に、あの小室哲哉がロックDJとして参戦しました。ターンテーブルシンセサイザーという変則的なスタイルでなされたパフォーマンスは、多くの観客に、大きな驚きをもって迎え入れられたということが、数多くのツイートなどから伺い知ることができました。

そして、この日のセットリストをツイッターのTL上でゲットし、それらの楽曲をまとめて聴き直してみたところ、あまりの胸の高鳴りに、これを一人で楽しんでいるのはもったいないと感じ、些か手抜きであることは承知の上で、関連動画をまとめた記事をアップしてみることにしました。

今年は、あのTM NETWORKが復活することがアナウンスされており、そこではロック的な要素が前面に出されるであろうことが仄めかされているのですが、そうした観点からも、これらの選曲は、非常に興味深いものがあります。

これらの楽曲は、どれも超有名なバンドの超有名な楽曲で、シングルカットされていたり、アルバムの1曲目に収録されていたりするようなものばかりです。しかしここには、そうであるがゆえの“強度”がたしかに満ちあふれています。

TM NETWORKとロックの関連といえば、『RHYTHM RED』におけるハードロック、『Major Turn-Round』におけるプログレッシブロックなどが思い浮かびますが、この「YATSUIフェス」でプレイされた楽曲には、そのどちらにも属さない、小室哲哉による“第三のロック観”のようなものが提示されているようにも感じられます。

4月末にリリース予定のTM NETWORKの新曲に想いを馳せつつ、これらの楽曲を深く聴き込んでみるというのもなかなか楽しいひとときかもしれません。それではロックDJ小室哲哉のプレイをどうぞ!

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