2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧
2005年12月25日。 クリスマスの日に聴いた「戦場のメリークリスマス」。 これは何とも忘れがたい思い出だ。 この日は、妻と二人で坂本龍一のソロピアノコンサートを観に来た。 そして妻のお腹の中には、妊娠4ヶ月を過ぎたころの息子もいた。 微かな胎動が感…
北米ツアーに始まり、UTAUツアーを経て、韓国公演へと結実した坂本龍一のUST配信。この一連の試みが社会的に与えたインパクトは多岐にわたるが、それらについて論じるのは他の方々にお任せすることにして、このブログでは、例によって私的な体験を拙い文章で…
学生時代、坂本龍一が言及している作曲家、編曲家、演奏家の作品を聴き、その中に坂本龍一的な響きを見つけては一人喜ぶといったようなことばかりしながら過ごしていた時期があった。その探求の初期段階で、一聴した瞬間に虜になってしまったのは、フランス…
小室哲哉は87年のある雑誌アンケートで「人生のベスト・アルバム」として以下の5枚を挙げている。 ・ムソルグスキー「展覧会の絵」 ・メンデルスゾーン「バイオリン協奏曲」 ・ホルスト「惑星」 ・キース・ジャレット「フェイジング・ユー」 ・ELP「恐怖の頭…
『思想地図β』に収録された菊地成孔+佐々木敦+渋谷慶一郎による座談会「テクノロジーと消費のダンス」の中で中心的な話題となっていた「ポップアナリーゼ」という言葉が最近気にかかる。「ポップアナリーゼ」とは、文字通り「大衆音楽(ポップス)の楽曲分…
ブログタイトルをガタリ的なものにしたこともあり、新年早々、『分裂分析的地図作成法』をぱらぱらと読み返してみた。分裂分析的地図作成法作者: フェリックスガタリ,F´elix Guattari,宇波彰,吉沢順出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 1998/02メディア: …
ツイッターを初めて半年ほど。ようやく自分なりの立ち位置や文体のようなものをつかみつつあり、楽しみながら続けている。そしてブログ。ストックに値する内容のものをと考えると、そのプレッシャーからなかなか筆が進まない。したがって、まずは気楽に、ツ…
2011年の1月1日にブログを始動。昨年の7月からツイッターを始め、そこで交わされる情報量やそのスピード感に圧倒されつつも、自分自身の思考の軌跡を140字の連なりに収めきれないことに少なからずフラストレーションを感じていた。同時に、素晴らしい音楽ブ…